私たちの身の回りにはガラス食器、窓ガラス等多くのガラス製品が存在します。多くのガラスの主成分は珪素(Si)の酸化物であるシリカ(SiO2)です。ちなみに地殻の主成分もシリカで、シリカは地表上で最も多く存在する元素である酸素(O2)と二番目に多く存在する珪素の組み合わせでできています。
「石英ガラス」もこれら身近に存在するガラスの一種ですが、一般のガラスには主成分であるシリカ以外の種々の成分(金属不純物)が含まれているのに対し、石英ガラスはシリカだけからできています。石英ガラスに含まれる金属不純物の量は極めて少なく、多いものでも数10ppm(10万分の1)、少ないものでは10ppb(1億分の1)以下です。この純度が際めて高いという事が、他のガラスには見られない石英ガラスの優れた特長をもたらしています。
「石英ガラス」もこれら身近に存在するガラスの一種ですが、一般のガラスには主成分であるシリカ以外の種々の成分(金属不純物)が含まれているのに対し、石英ガラスはシリカだけからできています。石英ガラスに含まれる金属不純物の量は極めて少なく、多いものでも数10ppm(10万分の1)、少ないものでは10ppb(1億分の1)以下です。この純度が際めて高いという事が、他のガラスには見られない石英ガラスの優れた特長をもたらしています。
ところで「石英」とは「水晶」の鉱物(鉱石)名です。水晶は自然界では地殻内のシリカ(SiO2)が長年かけて結晶化しダイヤモンドに似た無色透明の鉱物として産出されます。
東ソー・エスジーエムでは天然の鉱石に含まれる結晶性シリカ(水晶粉)あるいは人工的に製造された珪素化合物から「石英ガラス」を製造しています。
水晶とガラスは別の物ですが非常に近い関係にあり、「石英ガラス」という名前は「石英(水晶粉)を融かして作ったガラス」という意味でつけられたものです。